本コラムはnoteでも公開しています。

論文の英文校正とメディカルライター

実際のスクロールの挙動は、プレビュー/公開ページでご確認ください
日本人が英語で論文を書いた場合通常、投稿前にNative English に英文構成を依頼するでしょう。実際どのJournalも、それを”強く”推奨しています。
論文英文校閲サービスを提供している会社は世界中にいくつもあり、料金もリーズナブルだと思います。
こういったサービスに対する満足度に関して、私は信頼できる数値を見たことはありませんが、「とても満足」と「全然期待通りでなかった」という両極端な意見を耳にした経験があります。 
(続きは外部リンクに移動します)(2023年2月13日)

例文集と剽窃チェックソフト

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英語論文例文集をお持ちでしょうか。私が研究者であった頃の指導教官は、例文を集めた自作ノートを何冊か持っていました。
出版されている「医学論文の書き方」的な著作でも、”使える例文集”のようなものが見られます。
(続きは外部リンクに移動します)(2023年3月6日)

お知らせ GPP2022 日本語版公開しました

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GPP (Good Publication Practice) とは、企業主催研究結果の論文化に関するガイドラインです。この度日本語翻訳が完成しましたので下記リンク先でご覧いただけます。企業向けの内容ですが、臨床試験論文に関する基本的な知識がまとまっていますので、アカデミアの著者にも何かのお役に立つと思います。
セミナー承ります。お問合せサイトからお申し込みください。
(外部リンクが開きます)(2023年9月25日)

査読コメントは怖くない

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論文投稿して、StatusがReview Processになる、どのようなお気持ちですか?
3週間(状況によっては2−3ヶ月)後、メールでdecision letterが送られてきます。Subjectに[Major revision]とあると、どうでしょう?Rejectではなかったことでとりあえずほっとひと安心ですが、査読コメントを見るのは怖いですか?楽しみですか?
(外部リンクが開きます)(2024年1月17日)

観察研究論文の進め方 その1

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 データ取得して予定した解析も終わった状態だと仮定して、初めて論文を書く方には以下の順番で進めていただくことをお勧めします。
(1)投稿雑誌(ジャーナル)を決める:
(外部リンクが開きます)(2024年1月23日)

観察研究論文の進め方 その2

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 「その1」では、Discussionの最も主張したいところまで書きました。次は、Discussionの続きとIntroductionの作成です。著者や研究実施者の考えや言いたいことを表現できる部分になります。
(4)Discussionの骨子:Discussionの書き方については、近いうちにもっと詳しく説明する予定なので、ここでは骨子の考え方をご紹介します。
 Discussionには推奨される構成があります。まずはこれに従って骨子を作ってしまいましょう。
(外部リンクが開きます)(2024年1月29日)

Outlineの作成

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「観察研究論文の進め方」で、Outlineの骨格を作りました。
ここであらためて、Outlineとは何かを考えつつ、その完成まで持っていきたいと思います。
 Outlineとは、箇条書きで書かれた論文の原稿です。その目的は論文の「内容」を固め、かつそれを共著者に理解してもらうことにあります。一方論文ドラフトは、投稿できる状態に近い論文の草稿で、雑誌のスタイルに合わせて作ります。Outlineと論文ドラフトとは、文章の形が箇条書きであることや、スタイルや章の順番などが違うくらいで、含まれる内容やそのボリュームはほぼ同じです。
 なぜ最初から論文ドラフトを書いてそれを共著者に見せないのか。
(外部リンクが開きます)(2024年2月6日)

論文作成のスケジュール

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Outlineが出来上がったら、次はいよいよ論文ドラフトの作成です。その前に、全体のスケジュールについて書いてみようと思います。
 今論文を書いている、もしくは書こうとしている先生方は、論文作成開始から最初の投稿までどのくらいの時間を見込んでいるでしょうか?
一般的にかかる時間は最短で6ヶ月、多くの場合1−2年です。
(外部リンクが開きます)(2024年2月13日)

著者要件

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共著者はどうやって決めていますか?
 基礎研究では、論文に載せる図表や結果の数値を実際に実験で出した人を、貢献度を考慮して入れる、という考えが一般的かと思います。
 治験など大規模な臨床試験の場合は関与する人の数が多いため、前もって定義を決め、関係者と話し合っておくことが重要です。研究結果が出る前に、研究推進委員会などで論文の著者について決めておくように、ガイドラインで推奨されています。
 後ろ向きの観察研究の場合はどうでしょうか?
(外部リンクが開きます)(2024年2月20日)

Discussionで書くこと

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一般的に推奨されているDiscussionの構成は、次のとおりです。
 (1)主な結果の概要 (2)先行研究との比較 (3)結果の解釈・想定と異なった結果に対する考察 (4)limitation
最初に読む査読者もこの構成を念頭に置いて読み始めるので、違う組み立てになっていると混乱して読みにくいと感じてしまいます。
 ただし、異なる構成を求めている雑誌もありますので、まず投稿する予定の雑誌の規定をよく読んでください。
(外部リンクが開きます)(2024年2月27日)

タイトル、アブストラクト、そしてIntroductionの書き方

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論文を読んでもらうためには、いうまでもなくタイトルはとても大切です。しかし字数制限やガイドラインの推奨もあり、選択肢はそれほど多くはありません。
 STROBEなどのガイドラインでは、タイトルに研究デザインを入れることが推奨されています。
(外部リンクが開きます)(2024年3月5日)

投稿作業とカバーレター

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 ほとんどの英文雑誌では、ウェブサイト上の専用システムを通して投稿します。原稿作成途中、なるべく早いうちがいいですが、一度ダミーの情報を入力して、投稿の練習をしてみてください。
(中略)
 投稿前に用意するものとしてカバーレターがあります。定型文のフォーマットを用意しておきましょう。
(外部リンクが開きます)(2024年3月12日)

rejectからの進め方

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  Rejectというのは、論文アクセプトまでのプロセスの一つでしかありません。査読コメントをもらってのrejectからは得るものがたくさんありますので、目一杯有効活用して進んでいきましょう。
(外部リンクが開きます)(2024年3月19日)

システマティックレビューの作成

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 システマティックレビューを書きたいというご相談をよく受けます。手持ちの症例の数に限りがあり、それを増やすのには何年もかかるが、システマティックレビューなら今すぐにでも論文が書けるだろう、ということのようです。症例報告とシステマティックレビューを組み合わせた論文を掲載する雑誌も近年増えており、オリジナリティーが高ければアクセプトのチャンスは比較的高いとも言えます。
(外部リンクが開きます)(2024年3月26日)

総説論文について

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 過去一般的に「総説」と言われてきたものは、ナラティブレビュー(narrative review article)と言われるカテゴリーに分類され、主に研究者個人の意見を述べるために書かれるもので、そのベースとなる文献を引用しつつ論説を展開します。
(外部リンクが開きます)(2024年4月2日)

学会英文誌投稿のすすめ

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 投稿雑誌について考えるのは、結果が出てからでいいと思っていますか?間違っているとはいいませんが、なるべく早くから考え始めることをお勧めします。研究デザインも、投稿雑誌によってどこまで頑張るかが違ってきますので、研究のプロトコールを策定している段階から考えるのがベストです。
(外部リンクが開きます)(2024年4月9日)

 英文ケースレポートについて

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 随分前ですが、ちょっと変わったシステマティックレビューを書いたことがあります。とある治療薬が世界で使われるようになって2−3年経ったころで、その薬に伴う副作用が報告されたケースレポートを網羅的に集めてレビューしました。英語で書かれた文献を対象としてその数は100を超えましたが、残念なことに日本からの報告が一つも入らなかったのです。
(外部リンクが開きます)(2024年4月16日)

学会発表した内容を論文にしたら二重投稿になるか?

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 とある学会に参加していたとき、学会発表したものと同じ内容の論文は二重投稿と見做されるというご講演がありました。
私の知らない間にジャーナルのポリシーがそんなに大きく変わったのかとショックを受け、早速まずはChatGPTに聞いてみたところ、
(外部リンクが開きます)(2024年4月23日)

学会発表からのケースレポート論文 その1

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 今回から2回くらいに渡って、学会発表した内容をケースレポートとして論文投稿するまでの流れと注意点を書いていきたいと思います。
 前回のコラムで、学会発表したものと同じ内容を論文発表しても、一般的には二重投稿にはならないと書きました。しかしこれは、雑誌によって考え方が変わります。さらに全ての雑誌がケースレポートを受け付けているわけではありません。適切な投稿雑誌を決めることはとても重要です。
(外部リンクが開きます)(2024年4月29日)

学会発表からのケースレポート論文 その2

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 症例報告とは、世にも珍しい症例にたまたま当たらないと書けない論文だというイメージを持っていませんか?確かに一部の高IF雑誌には、素人が読んでも小説のように面白いケースレポートがあったりしますが、多くの皆さんはそういうものを目指しているわけではないと思います。
 前回もご紹介した、二つのケースレポート専門誌のAuthor guidelineの一部を抜粋してご紹介します。
(外部リンクが開きます)(2024年5月7日)

投稿雑誌を決めるためのJournal 検索サイトの使い勝手

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 論文の計画が立ったらなるべく早く投稿雑誌を決めた方がいいというのはこれまでも何度か書いてきました。(中略)
 普段からよく読む雑誌に投稿するのが一番簡単ですが、そのような雑誌がない場合、もしくはその雑誌とは合わない内容で論文を書こうとしている場合など、いちから雑誌を探さなくてはならないこともあります。そのための雑誌検索サイトが提供されていますので、いくつかご紹介します。
(外部リンクが開きます)(2024年5月14日)

システマティックレビューのプロトコール

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 システマティックレビューのプロトコールを登録・公開する、PROSPEROというサイトがあります。2011年発足以降2020年時点で登録数は10万を超えたそうです。登録したプロトコールは永久に保存され、検索に表示されます。
(外部リンクが開きます)(2024年5月21日)

 システマティックレビューの作成 実践編その1

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 システマティックレビューは文献検索から始まります。ベースとなるデータは、バイアスを可能な限り排除することが基本であり、システマティックという名前の示すように、できる限り「網羅的」でなくてはなりません。そのためには、三つ以上のデータベースから情報を収集した方が望ましいという論文が出ています
(外部リンクが開きます)(2024年5月28日)

システマティックレビューの作成 実践編その2
ChatGPTに訊いてみた

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 論文作成に生成AIがどこまで役に立つのか、興味がある方は多いでしょう。実際に利用されている方もいると思います。「どこまで」という疑問に対して言えば、今後2−3年の間にできる範囲は想像以上に広がりそうです。頼めばなんでもやってくれそうなところに近づいていくでしょう。AIがどこまでできるかではなく、「どこからどこまで人間がやるのか」を決めるのか決めないのかということになりそうです。
(外部リンクが開きます)(2024年6月4日)

システマティックレビューの作成 実践編その3

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 前回のコラム「実践編その2」で、ChatGPTにsearch strategyを作ってもらいました。それを使ってPubMED検索すると、動物実験と英語以外の言語を除いて期間を10年以内に限っても、1500件以上からなる文献集が出来上がってしまいました。
 本来であればこの後は、タイトルとアブストラクトから解析に含めるものを選択する作業なのですが、無理して大量のデータを処理しようとするのはあまりお勧めできません。
(外部リンクが開きます)(2024年6月11日)

AIで論文は書けるのか?

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 システマティックレビューにAIがどこまで助けになるのか、色々試してみましたが、想像以上に役に立ちました。search strategyはこれまで自分で作っていましたが、漏れがないようにと考えると色々調べる必要がありますし、時間もかかります。それをChatGPTに頼むと一瞬で提案してくれるので、これは使わない手はないです。
(中略)
 原著論文についてはどうでしょう?
(外部リンクが開きます)(2024年6月18日)

査読者のこと

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 査読してほしい、もしくはして欲しくない人の名前を、投稿時に書くように求めている医学ジャーナルはたくさんあります。以前は、同じ組織(大学や研究所など)に所属している人は推薦できないという程度で、比較的緩かったのですが、最近は同じ国の人はNGと言われることが多くなりました。
(外部リンクが開きます)(2024年6月25日)

論文投稿の楽しみ

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 原著論文を書くのはやっぱり時間がかかります。
 すでにデータも全部出揃っていて、ストーリーも比較的単純で、論文全体をメディカルライターが執筆するという案件のご依頼をいただき、昨年から進めていました。どんなに時間がかかったとしても半年もあれば楽勝と思っていたのですが、作業開始から投稿までに1年以上かかりました。著者の本業が忙しいことは最初から分かっていることですが、今ちょっと忙しいと言っている間に簡単に2−3ヶ月過ぎていることもよくあるので、思ったようには進みません。
 苦労した分、やっぱり投稿まで行き着くと、ものすごい達成感があります。
(外部リンクが開きます)(2024年7月9日)

 Publishの前のもう一つ_プルーフ

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 論文アクセプトを見事獲得した著者の皆さん、おめでとうございます。幸せな気分をぜひ満喫してください。でも実際に出版(publish)されるまではまだ完全に気は抜けません。最後にもう一つとても重要なタスクが残っているのです。Proofチェック(著者校正)です。
(外部リンクが開きます)(2024年7月16日)

   疫学研究論文のすすめ

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 論文の引用率を効率的に稼ぐのなら疫学研究論文に限ります。総説専門誌の中に極端にIFが高いものがあるために、総説を載せると雑誌のIFが上がるとのご意見を聞くことがありますが、それはその「雑誌」その「著者」だからで、基本的に総説論文は引用しにくいものです。立派なRCTの論文はもちろん引用されますが、論文掲載に至るまでの労力とコストを考えると、疫学研究論文の方がはるかに費用対効果が高いものと言えるでしょう。なぜならIntroductionにDisease burdenや最新の患者数データを書かない医学研究論文は、ほとんどないからです。
(外部リンクが開きます)(2024年7月23日)

  アンケート(ウェブサーベイ)ベースの研究論文

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 臨床医が書く論文の多くは臨床現場で実施された研究で、アンケートから論文を書くことはあまりないと思います。しかし少額の研究資金援助が得られた時、学会で何かの企画があった場合など、ウェブサーベイによる研究で論文を書く機会があるかもしれません。
(外部リンクが開きます)(2024年7月30日)

   論文にしていない学会発表はありませんか

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  ケースレポートや観察研究論文、総説など論文を書く方法については、これまで個別にご紹介してきました。一方で論文や研究の種類にかかわらず、根本的に学会発表から論文執筆までどうしても進められないという声がとても多いです。それぞれ色々な理由があると思いますが、これまでの経験を踏まえて事例を想定し、改めて進め方を考えていきたいと思います。
(外部リンクが開きます)(2024年8月6日)

自動翻訳を活用した論文執筆

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 (前略)確かに自動翻訳の精度の向上はめざましく、私自身十分活用させていただいています。ただそれでも実際に論文を書いてみた結果、不満を感じる方がたくさんいることも事実です。自動翻訳だけで満足できる論文が完成したという著者は、今のところほとんどいないと思います。今後AIの翻訳精度はさらに高められていくと確信していますが、今うまくいかないことがあるのなら、考えられる対策はいくつか考えられます。
(外部リンクが開きます)(2024年8月13日)

   論文指導を頼まれたら

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 中堅になってくると、他の先生の論文指導を依頼されることがあると思います。どの程度直したらいいのか、困ることはありませんか?最初に見せてくれる初稿(草稿)の状態がひとそれぞれ随分違っていて、どこからどういうふうに直すのがいいか、私も最初はかなり悩みました。いきなり赤ペンを入れて真っ赤な原稿を返しても、こちらの言いたいことが通じないばかりか、ダメだしばっかりで全然指導になってないと、逆にパワハラ扱いされかねません。著者のやる気を損ねることなく、本当に言いたいことが何かを聞き出して、それを効果的かつ論理的に論文に展開してもらうための言い方、やり方を考えなくてはなりません。
 原稿にいきなり修正を入れるのではなく、論点を整理するところから始めるのが、一見回り道のようですが、結局は近道になるのだと私はこれまでの経験で学びました。
(外部リンクが開きます)(2024年8月20日)

  論文は全部受動態で書かなければだめ?

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 少し前に査読者から「It would not normally be considered good science to write in first person in a scientific paper.」とコメントをもらったことがあります。科学論文では一人称を使った文章は科学的に良いとは思われていない、という意味になります。
 基礎研究の論文を書いていたときは、文章は全て必ず受動態で書いており、そうしなければダメだと指導されました。
 医学研究論文を書くようになって、いつの間にか身についたのが「必要な場所には一人称を使って書く」というスタイルでした。なぜそうなったのか、本当にそれが正しいのかを、あらためて考察してみたいと思います。
(外部リンクが開きます)(2024年8月27日)

  医学論文の倫理的表現

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 英単語はどうやって調べていますか?医学用語の辞書が役に立ちますが、専門用語以外の名詞や動詞の使い方はどうでしょう?言葉は常に変化していくものですが、医学研究論文の場合「倫理」を理解して書かないと、この著者はあまり論文を知らないのでは?とエディターに誤解されてしまう恐れがあります。何十年もさまざまな分野の研究論文を読んでくると、ああ今はこういう書き方が好まれるのかと分かってくるところもありますが、それは非効率な学び方と言えるでしょう。ウェブからは文法的に正しい情報が得られますが、医学系の研究論文特異的に適切な用語用法情報を得るのは意外と難しいのです。
 こういった知識は、学校で教えてくれないのであれば自ら教科書等で勉強するしかありません。文末に参考となる教科書やサイト情報をご紹介しましたが、これらを参考にして論文で使われる英単語について少しまとめます。
(外部リンクが開きます)(2024年9月3日)

   インフォームドコンセントのこと

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 臨床研究を実施するにあたって、患者さんやその家族などに研究への参加をお願いします。参加者が研究の内容を十分理解した上で同意したと公式に証明するために、インフォームドコンセントが必要になります。所属施設などで提供されるフォーマットに沿って書面を作成することが多いでしょう。
 元々のフォーマットのベースは治療介入が伴う研究であり、例えば以下のような構成になっています。
(外部リンクが開きます)(2024年9月10日)

    なぜ論文を書くか

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 研究の前提には仮説があります。実験科学でも仮説があって実験しますが、99%は仮説通りの結果にはなりません。実験科学者は常に自然からダメ出しを受けて、それでもめげずにまた仮説を立てて実験を繰り返します。
(外部リンクが開きます)(2024年9月17日)

  IntroductionとDiscussionの関係、参考文献のこと

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 IntroductionとDiscussionは過去のコラムでそれぞれ個別に取り上げました。Outlineを書く時、これらを対比させながら同時に進めていくと書きやすいので、今回はその関係性からまとめてみます。

(外部リンクが開きます)(2024年9月24日)

  メディカルライターについて

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 製薬の世界でライターと名が付く仕事は複数あります。日本で一番需要が多いのは、薬事の申請書類に関わる業務でしょうか。薬事関係書類は完成までにいくつもの会社や組織が関わりますので、それぞれで「書く」人たちが必要です。
 広告や説明資料の文章を書く人たちもいます。メディカルコピーライターやメドコム(Medical Communication)などという名称で人材募集をかけられることが多いようです。 

(外部リンクが開きます)(2024年10月1日)

メディカルライターになるには

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 日本で論文メディカルライティングを依頼できる会社は複数あって、大手・中堅だと有名なのは3−4社でしょうか。海外に本部があって日本にそのブランチオフィスがあるという組織形態が多いです。
 小規模の事業者もあるのですが、ここで日本ならではの違いが出てきます。日本のメディカルライティング事業者には、データとプロトコールだけで一から論文を書くいわゆる「ライター」と、著者やクライアントが作ってきた日本語の原稿を英語に翻訳する「翻訳者」とあるのです。
(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2024年10月8日)

メディカルライターになるには その2

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 メディカルライティング事業者の一般的な仕事の進め方をご紹介しましょう。
 日本で活動している事業者の中で、日本人メディカルライターが英語論文に関わる仕組みを持っていたのは、私が知る限り私の前所属チームと、今私がやっている「MeWSS」だけだと思います。一般的には、営業とプロジェクトマネージャー(パブリケーションマネージャー)、そしてNativeライターだけ(補佐的な業務担当者は除きます)で、業務を進めます。
(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2024年10月15日)

メディカルライターになるには その3

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 (前略)
 メディカルライターに資格はありません。CMPPという論文倫理の資格(米国)があるのですが、これは主に製薬企業のパブリケーションマネージャーに必要とされているものです。特に米国系の企業は取得必須としているところが多く、私もかつて前職では取得しました。CMPPについては今度改めてご説明したいと思います。
  前職のメディカルライターチームの本部は英国にあって、80人近いメディカルライターを雇用していました。
(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2024年10月22日)

MeWSSについて

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  私がなぜMeWSSを始めたのかおはなししましょう。
 前職では、製薬会社が企画した「論文の書き方に関わるセミナー」で話をする機会がたくさんありました。対象は臨床医の方々で、若手から中堅の先生向けに様々な分野でご依頼がありました。
 とあるセミナーでの講演後、一人の大学教授の先生から会場で質問があり「医師向けの論文サポートもやってほしい」と言っていただきました。若い先生方に論文を書いてほしいのだけれどなかなか進まず、自分でも全部を見きれない、というお話でした。そのときは「今の会社では個人からのご依頼は受けられないんです。申し訳ありません」とお詫びするしかありませんでした。
(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2024年10月29日)

初めての英語論文は何を書きますか?

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 今まで一度も英語論文を投稿したことがない人が、人生初の英語論文に挑戦します。学会発表データはいくつかたまっています。そこから何を選びましょうか?これまでも何度か繰り返してきたテーマですが、私の考えをまとめてみたいと思います。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2024年11月5日)

研究テーマを考える時

実際のスクロールの挙動は、プレビュー/公開ページでご確認ください
 研究のテーマはどうやって考えていますか?
 海外ではいくつか報告があるけれども日本人ではまだ報告されていないという事例は、日本の学会誌には掲載されるかもしれないですが、インターナショナルな雑誌には難しいことが多いでしょう。一般的に、対象の人種が違うだけでは新規性があると見ない雑誌が多いからです。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2024年11月12日)

手持ちの観察研究の活用

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 観察研究論文がアクセプトされるのは結構難しいです、と以前のコラムで書きました。とはいっても既に学会発表した観察研究結果があって、それをなんとかしたいとお考えの方は多いと思います。
 まずは投稿雑誌を丁寧に探すところから始めましょう。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2024年11月19日)

英語論文を書くのは簡単になった?

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 Journal of Rehabilitation Medicineという雑誌に「WRITING IN INTERNATIONAL JOURNALS IS GETTING EASIER」というEditorialが掲載されていました。オランダ人とスウェーデン人のEditor in Chiefが、DeepLを使うことでそれぞれ母国語で書いたものを共有して共著し、最後にまたDeepLで英訳、Grammalyで文法チェックして投稿できたというものでした。non-native speakerでも英語論文を書くのは簡単になったよね、という内容です。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2024年11月26日)

Predatory Journalsとメガジャーナルのこと

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 医学系ジャーナルの数は近年爆発的に多くなりました。
 久しぶりにChatGPTと会話してみると、High-quality Journalと呼ばれている雑誌は、2023年250の科学領域で「21,500 peer-reviewed academic journals」だそうです。Medical領域に限っていうと、The Scimago Journal & Country Rank databaseに登録されている雑誌は7,400だという回答でした。
Low-qualityも含めるといくつ?と訊いてみると、「何万にもなるかも、でもはっきりと数を出すのは難しい」と言われました。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2024年12月3日)

論文表現のTips

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 「重要な」や「より良かった」など、論文でよく使いたい表現があります。会話ではそれぞれimportant、betterとなるのでしょうが、英語論文ではあまり好まれません。
例えば学会発表では、Native speakerがあえて口語表現を使ってわかりやすく講演することがよくありますが、そこで覚えた英語が必ずしも論文向きではないこともあるので、ちょっと注意が必要です。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2024年12月10日)

高齢者医療関係のジャーナル

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 日本だけでなく世界的に高齢者医療研究はますます人気です。投稿誌を選ぶとき、最初は循環器内科とか整形外科とか専門科から考えることが多いと思いますが、対象の患者さんが高齢の方であれば、高齢者関係の雑誌も狙い目です。ということで、どんなものがあるか少しまとめましたのでご紹介します。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2024年12月17日)

2024年を振り返る

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 年末です。今年を振り返る時期ですね。いくつかの科学雑誌でも2024年を振り返っています。
1年の振返りといえばScienceのBreakthrough of the yearですが、基礎研究の話なのでここではサイトのリンクだけ貼っておきます。

 Nature Medicineは2025年に実現しそうな11の臨床試験をまとめています。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2024年12月24日)

2024年12月31日

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 今日は今年の最後の日です。
 MeWSSは、医学を中心とした英語論文執筆のサポートをするサービス事業で、2023年1月に始めました。
 2024年は毎週必ずひとつコラムを公開することと決めて、今回をもって無事完遂となります。ひとつでも読んでくださったみなさまに心より感謝申し上げます。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2024年12月31日)

2025年 論文年!

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 今年の投稿を目指して、年の初めに具体的なスケジュールを立ててみませんか?

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年1月5日)

2025年巻頭言

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医学系ジャーナル年頭のEditorialや特集を見渡してみました。

Science
 査読システムの改変について述べていました。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年1月14日)

あまり面白いと思えない研究の論文を書くとき

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 ちょっと過激なタイトルかもしれませんが、こういう声は意外と聞きます。指導の先生から与えられたテーマだけれども、どうしても自分の興味を惹かないとか、会社であればマーケティングに必要だけれども研究としては面白いと思えないとか。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年1月21日)

「しかし」とつなげるとき

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 Introductionでは背景や現状の問題点を書いて本研究の意義につなげますので、かならず「しかし」といった逆説の接続詞を使う場面があります。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年1月28日)

Predatory Journalsに関するコメント

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  the Lancet Volume 405, Issue 10476p362-364February 01, 2025に”Predatory journals: what can we do to protect their prey?”という共同コメントが掲載されました。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年2月4日)

疫学的表現

実際のスクロールの挙動は、プレビュー/公開ページでご確認ください
 普通の論文でも多くの場合Introductionに疫学情報を書きますし、データベース研究などの疫学的な論文を書く機会もあるかもしれません。疫学論文では独特な用語表現がありますが、正しい言葉に慣れてしまえば簡単に書けるようになるかもしれません。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年2月11日)

論文表現のTipsその2_Introduction

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 Introductionで頻用する疫学的表現を先週のコラムでご紹介しましたが、今回はその流れで、Introductionでよく使う文章をもう一つ取り上げます。
 Introductionでは、他の研究を引用しつつ、ここまでは分かっているけれどもこういう点がまだ分かっていない、という文章をよく書きます。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年2月18日)

論文執筆を孤独な作業にしないために

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 論文執筆をサポートするMeWSSを立ち上げて3年目に入りました。
 クライアントのほとんどは筆頭著者の先生方で、コンセプトから査読対応まで、一人で作業されている方ばかりです。共著者はどの案件でもたくさんいらっしゃって、著者要件を満たすためにも原稿は必ず見てもらっています。しかしそれぞれの専門分野に関するコメント以外は、全体に関わるディスカッションをされることもあまりなく、ほぼ筆頭著者にお任せしている状態のようです。逆にネガティブな作用をもたらす共著者も少なくありません。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年2月25日)

論文執筆からストレスをなくす ー 文献引用

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 論文を書いていて何が一番ストレスですか?共著者との関係とか色々あると思いますが、それはおいておいて、簡単になくせる手間があるのならできる限り対処しておきたいものです。
 律速になっている作業は何でしょうか?
 MeWSSクライアントの皆さんの原稿を見ていると、引用文献の挿入と整理をマニュアル作業でやっていらっしゃる方が、意外と多いことに気がつきました。その他作図もエクセルやパワーポイントを使っていることが多く、論文向きのソフトウェアがうまく使いこなせていないなあと感じています。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年3月4日)

論文英語をもっとよくするために

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 日本人が書いた英語論文を添削する際、MeWSSで力をいれているのは、Native writerによる英文校正の前の段階です。文法や言い回しより前に、スムーズに意味が取れない部分を書き直したり、全体の構成に手を入れて論理展開を追いやすいようにします。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年3月11日)

論文英語をもっとよくするために ー 解答編

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 前回問題を出しました。
 AI翻訳した英文をもっとよくするためにはどのように直しますか?というものです。元となる日本語は前回のコラムをご参照ください。
 AI文法チェッカーで英文校正すると、提案された修正点はsuch as Syndrome Xの前にカンマをつけることだけでした。
 文法的には間違っておらず、普通の英文校正では大きく修正されることはないかもしれません。
 でも、読みにくいですよね?

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年3月18日)

学会発表から論文へ

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 学会シーズンですね。発表はもう終わりましたか?
 私も営業活動の一環で様々な学会にお邪魔して、主にポスター発表を回ってお話を伺っています。発表者とディスカッションして、論文にしたいというご要望があればさらに話を聞いていきます。
 この活動のおかげで、とてもいい出会いがこれまでいくつもありました。もともとポスター発表の前でディスカッションするのが好きなので、営業活動と同時に楽しい時間でもあります。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年3月25日)

論文のトーンを決めるIntroduction

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1 前回、学会発表から論文にする時に「このままでは論文にならない」ことがあるというお話をしました。
 このコラムでは過去にも、レポートと論文は違うとお伝えしていますが、論文にならない学会発表はレポートになっていることが多いです。そこでちょっとしつこいですが、もう少し掘り下げてみたいと思います。

 原稿がレポートなのか論文なのか。その違いが最初に見て取れるのがIntroductionです。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年4月1日)

Discussionの品格

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 DiscussionはIntroductionと対になるものなので、同じ姿勢を維持して、得られた結果に対して「客観的に」向き合います。基本的にDiscussionには何を書いてもいいのですが、それはあくまで客観的かつ科学的な姿勢が貫かれていることが条件です。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年4月8日)

論文 日本語で書くか英語で書くか

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 論文を書こうと思った時、最初に思いつくのは日本語ですか?英語ですか?
 研究者時代、日本語論文は成果にならないと言われました。日本語は元来論文にしにくい言語ですし、さらに評価の対象とならないので、依頼があった時以外は書くことはありませんでした。
 その後メディカルライターとして企業に勤めていた時は、日本語論文の案件もたくさん取り扱いましたので、日本の医学雑誌の状況はそれなりに理解し経験も積みました。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年4月15日)

ポスター発表概観

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  ポスター会場にいながら書いています。少し時間をおいてから配信する予定なので、配信時にはいくつかの学会の総合的な感想となるでしょう。
 掲示式のポスター発表であれば、できる限り全部見て回るようにしています。今いる会場は張り替えがないので、全ての演題をじっくり見ることができました。昨今デジタルポスター形式が多くなっていますが、掲示式のスタイルはコアタイムにディスカッションもしやすくていいですね。 

 そのまま論文になりそうなものは多くはありません。
 学会で発信したい内容は論文にするものとは違うのでしょう。

(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年4月22日)

英語論文のためのトレーニングってありますか?

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 英語論文の添削や指導の最後に、総括的にどういうところに改善の余地があるか、という質問を受けることがあります。人によって千差万別なので、その方に適した解答になるようによく考えてお答えするのですが、「では今後どんなトレーニングを続ければ良くなりますか?」と訊かれて、答えに窮しました。

 なぜ答えが出せなかったのか。私自身効率的な勉強法を見つけて技術を習得してきたわけではないからです。私の通ってきた道を少しだけお話ししましょう。
(続きはこちら 外部リンクが開きます)(2025年4月29日)